CASE STUDY

株式会社フジモリ 様 自転車・フィットネス機器の卸販売、EC事業(富山県高岡市)

全社でのAI化を見据え、部署の垣根を越えた実践型AI研修を導入

株式会社フジモリ様 集合写真

研修前の課題

株式会社フジモリは、北陸エリアでトップシェアを持つ自転車卸販売を主軸に、フィットネス機器事業、EC事業を展開しています。AI活用への関心は社内でも高まっていましたが、事業部門から管理部門まで部署ごとに業務内容が大きく異なるため、全社で足並みを揃えた導入の進め方が課題でした。汎用的な研修ではなく、それぞれの部署の業務にそのまま活かせる実践的な研修が求められていました。

研修後の変化

LEVEL 1(基本コース)を、計3回に分けて段階的に全社へ展開する形で導入。1回あたり2日間・計11.5時間の訪問型研修で、時間の7〜8割が手を動かす演習です。

研修後、各部門の実務に特化したカスタムAI(Gem)が次々と立ち上がりました。

  • フィットネス事業部では、カタログや市場データをもとに新規取扱商品の企画・提案をAIと壁打ちできる「商品開発Gem」や、配送方法・エリア・機種を入力するだけで送料とリードタイムが出る「送料検索Gem」を構築。
  • サイクル事業部では、手書きの自転車防犯登録カードを読み込ませるだけでスプレッドシート用のデータに自動変換する「登録カードデータ化Gem」を構築。

さらに、研修を受けた社員が自発的に新しいGemを作り、事業部内に共有する動きが生まれました。研修を直接受けていないメンバーにもカスタムAIが行き渡り、事業部全体でのAI活用が広がっています。

この変化の本質

受講者が自分で考えてAIを作り、周囲に広げた。

AI研修の価値は、受講者本人が使えるようになることだけでは測れません。今回は研修後に受講者が「これも作れるんじゃないか」と自ら新しいカスタムAIを構築し、事業部内のメンバーに共有するところまで進みました。教わったことを使うだけでなく、自分で考えて作り、広げる。この動きが出たことが、会社全体のAI化に向けた確かな手応えになっています。

受講者の声

研修後のアンケートより

  • 「実戦形式だったため、最後まで楽しく取り組むことができました」
  • 「実務に活かしたいと素直に思えてワクワクした研修でした」
  • 「一人で学ぶと広がらなかった考え方や言葉が見つかり、発見の多い研修でした」
  • 「研修を受けないと気づかないことを、考える時間にできました」

成果

フィットネス事業部では商品企画の壁打ちや送料検索、サイクル事業部では防犯登録カードのデータ化など、各部門の日常業務に直結するカスタムAIが稼働しています。受講者が自走して事業部内にAI活用を展開する動きも生まれており、研修の効果が受講者個人を越えて組織に波及し始めています。

総務部の石川様は、毎日30分ほどかかっていた売上データの更新作業(システムからCSVでデータを引き出し、BIツール「Looker Studio」に反映する作業)を、AIに相談しながらRPAを組み立てて自動化しました。今はその工数がゼロになっています。